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2021.01.16
前回、G SuiteからGoogle Workspace(Gスペース)への移行による保存可能容量について書きました。無制限だったところから2TBへと制限がかかるものの、グループ全体としての共有なので実際にはほとんど問題にならないだろうと感じました。
しかし、タイトルの通り、なぜかG Suite for BusinessからEnterpriseへと移行しました。本来であれば、Business Standard、もしくはBusiness Plusが順当な移行先でしたが、Enterprise Standardへ移行しました。
自動的にアカウントは移行される
実は、今日1/16を期限に何もアクションをしないとG Suite for Businessを利用していたアカウントは、GスペースBusiness Standardに移行します。前述のように容量はそこまで問題にならないにせよ、ここで大きな問題はデータ保護・保管機能である「Vault」がBusiness Standardには含まれていないので、自動的に機能がなくなってしまいます。これを保持するためにはBusiness Plusに変更する必要があります。
現時点で、よく分からないこと放置されている場合には早急に移行手続をした方が良いと思いますので、システム管理者の方は取り急ぎご確認ください。
さて、ではなぜBusiness PlusではなくEnterpriseに移行したのか。大きくいうと下記の2つです。
- 各プランの微妙な機能の違い
- スペシャルディスカウントの存在
各プランの微妙な機能の違い
Vaultは不可欠なのと、実はそれ以外にもモバイルデバイスの管理など細かい点でBusiness StandardではG Suite for Businessの置き換えプランとならないのでBusiness Plusにする必要があると思います。
そのさらに上のEnterpriseは本来はかなり大きな組織向けのプランです。価格も当然Business Plusよりも高くなります。ただ、いろいろとBusiness Plusにない機能があります。そして、保存容量に制限はなくなります。
細かなことかもしれませんが、Google Meet内でのノイズキャンセルやライブストリーミング機能、Gシートにおける「コネクテッドシート」や「AppSheet」が使えるようになったり、セキュリティと管理関係も多く機能が含まれています。
スペシャルディスカウントの存在
当然、Enterpriseは機能が多い分価格も高くなります。GoogleとNDAを結んだわけではないので、「営業担当者へお問い合わせ」となっている価格を書いても良いのですが、一応、興味がある方は問い合わせてみた方が良いと思います。実際には、我々くらいの40アカウント前後ではそれほど大きなインパクトがあるほどの価格差ではありません。
しかも! 今回はG Suiteからの移行ということでスペシャルディスカウントが用意されていました。これにより現在のG Suite for Businessの価格とそれほど変わらない価格でEnterprise Standardにすることができました。EnterpriseにもStandardとPlusがあり、さすがにそこまでは不要と思いStandardにしています。
なお、スペシャルディスカウントを享受するためにはいくつかの条件がありますので、これもGoogleもしくはサードパーティーの営業担当者に確認していただくのが良いかと思います。
★
というわけで、勝手に新しいプランになって移行させられ、条件が悪くなったり、価格が上がったりするという懸念に対して、いろいろと選択肢を用意してもらったのはありがたいことです。今まで使えなかった機能もあったので、新たに生産性向上にために取り組んでみたいと思っています。特にGシートのコネクテッドシートとAppSheetあたりは気になっています。
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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